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電気を消し、さっきと同じように布団の中に入った

はじめから私が怖がらないように引き寄せて髪を優しく撫でた

「寝れるか?」

「うん…」

さっきは気付かなかったけど、弘の体からは優しい匂いがした

その匂いに酔わないように目を閉じた

カーテンの隙間の光で目が覚めた

弘の方を見ると弘はもう起きていた

「おはよ…」

「はよ…」

素っ気ない返事を返す弘

「お前の寝顔見ちゃった」

弘はふざけたように舌を出してニヤと笑った

「ひどい!もぅ最低」

私は頬を膨らませて怒ったフリをしてそっぽを向いた

「熱下がった?」

おでことおでこをくっつけて熱を確かめる
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