恋愛カクテル ―love drug/love trap
時々 夢で見るカクテルのお店には、名前が無かった。 『 』 こんな店だった!?
そして次にカウンターで差し出されたカクテルは、グラスの外に試着室のようにグラス大の黒いカーテンが覆われていて中が見えなく成っていた。
カクテルの名は、『貴方の未来の運命』だった。

そして、カーテンを取る、 スタート!? しかし、グラス内の溶液も真っ黒かった。 手前左側で三本!?の小さい指が、右奥でスルスル〜とシッポらしき尖った三本の槍が黒い池に沈んでいった。
「キャッ・・・!?」
ビックリしてしまった。
(エ〜、サイサキ ワルイ・・・!? 仏滅!?・・・)

体がテーブルから離れた。 しかし、二層目の鮮やかな紫のカクテルが呼んだ。 頭、耳、目が誘惑される。
「来て〜・・・来て・・・!?」と囁かれる。 手やマジシャンみたいなしなやかな指や手が、現れては、消え、カクテルに近付ける。

(噛み付かないから・・・驚かせないから・・・座って・・・!? 目をつむって!?)
カクテルに触る。 温かさが伝わると同時に透明な溶液に換わった。

見ていると溶液が動いた!? 目を細める。 何か居る!?・・・・・・。 グラス内の上から下から、スケルトンの天使が遊び始めた。
イヤ!? グラス内を突き抜け外の世界へと多くの天使が遊び回りを始めた。

「素晴らしい・・・君は、天使を楽しませてる。 君の未来は、円満だ・・・・・・good luck」
微笑むマスターがカウンター内に居た。
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