死神カイト
「結局八神くんだけかー」

梓紗は残念そうに言った。

「でも、八神くんが入ってくれれば

研究会は安泰よ」

「どういうことですか?」

「この研究会、部員はみんな2年生なの。

私が声をかけて作ったサークルで、

新入生が入ってくれないと、

私たちの代で終っちゃうわけ。」

「そうだったんですか」
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