ロボットの見る夢
紺野陽子はすぐに車を出した。

図書館の駐輪所には結恵と少年がいた。

「その子なのね?」

「うん。息してないみたいなんだけど・・・

救急車呼んだらよかったのかな?」

結恵は泣きながら答えた。

陽子はピンと来た。

「救急車は要らないわ。

家で様子を見ましょう。」

そう言って、新を車に乗せた。
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