ロボットの見る夢
ある日、X000と名付けられた試作機が

喜怒哀楽を示すようになった。

二人は子どもが出来たように喜んだ。

そして、国家プロジェクトのことも忘れて、

X000をかわいがった。

そのうち二台三台と同じものを作った。

みな、かわいい子ども達だった。
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