ロボットの見る夢
「ハカイメイレイ・・・」

また不気味に響く声。

どうやら質の悪い大量生産ロボットらしい。

「隠れてて。俺、何とかしてくるから。」

「う、うん。」

部屋の外に出て、一発、電流を当てる。

「バンッ」と大きな音を立てる。

「米沢くん・・だ、だいじょうぶ?」

「あ、」

見られてしまった。

目の前でロボットが崩れる。

「米沢くん、手・・・」
< 54 / 200 >

この作品をシェア

pagetop