ロボットの見る夢
俺は紺野結恵を凝視してから微笑んだ。

みんな思ったはずだ。

俺が紺野結恵を意識していると。

コレ、

相手に近付きやすくするための技の一つ。

「なあ、あの子名前は?」

隣りの席の男子に聞いてみる。

「ああ、紺野結恵ね。

あんなのに近付いちゃだめだよ。

シカトシカト。」

「?」
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