ロボットの見る夢
「誰が世界征服なんて言ったよ。

俺は平和利用のために、

チームを組みたいっていってんだよ。

サム、お前こそおかしいぞ。」

アレックスは銃を向けた。

「ははは。これじゃあ、あの日と同じ。

お前が裏切りさえしなきゃ、俺たちは

ソビエダでロボット作り放題だったのによ。」

「サム、よしなさいよ。

あのままあそこにいても、

革命に巻き込まれて死んでたわ。」

「そういう点では、アレックス、

お前は命の恩人だな。」

「無駄口はそのくらいにしておけ。

撃つぞ。」
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