ロボットの見る夢
「アレックスは結恵のことを知ってたし、

結恵を利用したいと狙っているヤツ、

他にもいるかもしれない。

そいつらから身を守ることも、

そろそろ考えるべきじゃないか?」

「・・・」

「腹減った。」

「ほらよっ」

サムさんが財布を投げた。

「コンビニいって飯買ってこい。」

「りょーかい」

俺は汚れたシャツを隠すように上着を羽織って

研究所になるはずだった建物を出た。
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