ロボットの見る夢
「おい、陽子」

そのとき、外から男の声がした。

「あ、あなた・・・」

「これで閉じこめたつもりなのか?

悪党どもは頭が悪いらしい。」

「こじ開けたの?」

「愛する妻のために、労力は惜しまない。」

「急に呼んですみませんね。」

「え?結婚してたの!?」

「ええ。今は、私が単身赴任の形を

とってますけどね。」

「ママー」

「祈羅」

「子ども???」
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