ロボットの見る夢
「そうよ。彼は警察官で、

子どもは引っ越すのが嫌だって言うから

彼に家のことは任せているの。」

「突然SOSメールが来たから、驚いた。」

「無事、解決しましたよ。」

「あれ?お姉ちゃんは寝てるの?」

「あらら、起こさなきゃ。」

慌てて結恵の電源を入れる。

祈羅に動じる様子はない。

「お兄ちゃん、驚かないでね。

うちのお姉ちゃんはロボットなの。

でもね、きらにとっては、大切な

お姉ちゃんなの。」
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