ロボットの見る夢
「ふたりともーお昼よー」

遠くで手を振るのは博士。

今は大学が休みに入って、

俺たちの活動している村に来ている。

メンテナンスをしてもらう予定だ。

「おにいちゃーん、おねえちゃーん」

祈羅も遊びに来ていた。

「村のみんなも来てるわ」

結恵の視線の先には、

地雷に悩まされてきた村人の姿。

料理を手に微笑んでいる。
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