俺・・・死んじゃった!?
死・・・それは唐突にやってくる物。


テレビで誰かが言ってた気がする。


100キロで軽快に飛ばしていた俺。

風は冷たくて寒いけど、今日は最高に気分が良かった。


周りの家から光が漏れてそれが無数にあって、幻想的でとても綺麗だった

そのたくさんの光に目を奪われていた。


ふと視線を前に戻すと、横断歩道を若いカップルが歩いている。

「やばい!!よけなきゃ!」

俺はハンドルを切りブレーキをかけた。

タイヤは瞬く間によこすべりを始めた。
しかしそのおかげで、間一髪カップルを引かずにすんだ。
< 2 / 302 >

この作品をシェア

pagetop