俺・・・死んじゃった!?
俺は彼女の顔を見ることができなかった。



見てしまったら最後


これが夢で、現実の世界に引き戻されてしまうかもしれないから。



何より、彼女の反応をみるのが怖かった。


たぶん彼女は、困惑しながらも真っ直ぐ俺を見ているだろう。


俺にはそんな気がした。


覚悟を決め、俺はゆっくりと顔を上げ彼女の方に目を向けた。
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