俺・・・死んじゃった!?
俺が手を握られて、何時間たったのだろう。



いや、何分・・・もしくは何秒かもしれない。



でも、俺にはとてつもなく長い時間に感じられた


彼女の手がゆっくりと放れていく。


夢ではないか?
そうも思った。


でも俺の手には、彼女の温もりが今もはっきりと残っていた。



まるでこれが現実であると教えるかのように。
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