もしも僕に。


玄関から校門までの距離が普通より少し長い私たちの学校。

この道を榎月とくだらない話をして歩くのはキライじゃない。

校門を出てからも駅まで一緒。

切符を買ってしまえばそこでバイバイ。


此処までが私の一日の主となる。



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