もしも僕に。
「どこ行く?」
ん〜…。
「あ、新しく出来たアイス…」
「行く!」
即答すぎる私をクスクス笑い「じゃあ行くか」と足を進めた。
歩くこと数分。
「うわぁ…」
新しくオープンしたアイス屋さんには既にたくさんの人。
「美雪、これ並ぶの…?」
榎月なんか顔をひきつらせている。
「うー…」
食べてみたい。
でも榎月のことを考えると…。
「私いつものアイスが良い」
「は?」
「並ぶのだるいでしょ?」
「うん」
素直な人。
「だからいいよ。いつものとこ行こう?」
「うん」
ちょっと残念。
でも、いっか…。
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