【完】ひとつ屋根の下で。
苺がどれほどの覚悟で言ったのか。



それは俺が想像している以上の、計り知れない程の勇気と覚悟だろう。



不器用で、人を愛することを知らない苺。



それは俺だって同じだ。



俺は、苺の不器用な愛を受け入れていいのだろうか?



受け入れることで、傷付けてしまうんじゃないだろうか。壊してしまうんじゃないだろうか。



黒い瞳に、性格には似合わない、茶髪の長い髪の毛。



そんな苺だけど、俺も愛してるって感情は間違いなく芽生えてる。



「俺、アンタを傷付けてしまうかもしれない。愛を無下にするかもしれない」



「いーよ。それでヒカルを包んでやれるなら。構わないさ」



その言葉を合図に、俺は苺の体と共に、ソファーに沈んだ。
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