【完】ひとつ屋根の下で。
《今日は、多分遅くなると思うから、待ってなくていいよ》
「 はいよ、りょーかい。言わなくても待たないけど。ねみーし」
《あー冷た。本当にドライ。可愛くないのー。じゃ、おやすみ》
なんて、ヒカルらしい、失礼きわまりない悪態みたいな会話で終わり、ヒカルから電話を切った。
島本さん、本当に大丈夫かな。
せっかく、ヒカルと島本さん、二人の間に『時間』が流れて来たというのに、一大事にならないといいけど。
待ってなくていい、とは言われたが、アタシはソファーに座り直した。
しばらくは、ジーッとケータイを握り締めて待ってみた。
だけど、体の疲労には抗えなくいつの間にか、リビングのソファーで寝てしまっていた。
「 はいよ、りょーかい。言わなくても待たないけど。ねみーし」
《あー冷た。本当にドライ。可愛くないのー。じゃ、おやすみ》
なんて、ヒカルらしい、失礼きわまりない悪態みたいな会話で終わり、ヒカルから電話を切った。
島本さん、本当に大丈夫かな。
せっかく、ヒカルと島本さん、二人の間に『時間』が流れて来たというのに、一大事にならないといいけど。
待ってなくていい、とは言われたが、アタシはソファーに座り直した。
しばらくは、ジーッとケータイを握り締めて待ってみた。
だけど、体の疲労には抗えなくいつの間にか、リビングのソファーで寝てしまっていた。