【完】ひとつ屋根の下で。
ガールズトーク
日曜日の午後。いつもと変わらない昼下がり。
アタシは、部屋でマッタリする予定が何故か一階の食堂にいた。
しかも、三ツ葉荘の三人の女子に囲まれてる。んで、更にあれだ。
「でさー、私のが彼氏ねー……」
「えぇ!?ヤダァ!なにそれー!」
「私は俄然ありかも」
世間で言う、『がーるずとーく』とやらに、アタシは無理矢理強制参加させられてるらしい。
「聞いてんの苺ちゃん!」
「え……はあ、なんとなーくは。すんません」
最年長の舞さんに怒られ、ついつい謝るが…強制参加のアタシが、何故謝ってんだよ。アホか。
なんで女子って自分の話を言いたがるんだろう。聞き手からすりゃ、どーでも良いことだし、相槌打ったとこで、実際殆ど聞いてないじゃん。