桜の下の恋心〜2〜
学校に行くのは
裕と一緒だ…。
一緒に 行くのは
絶対やだ…

そう思って20分ほど
早く家をでた。


学校に着くと
まだ皆ほとんど来てなくて、
自分の席に座って教室を眺めた。

今さらだけど
裕って席隣何だよね…

早く来ても…これがあった。

そんな事考えてたら莉子が教室に入ってきた。

「咲!早いぢゃん!あっ…昨日大丈夫だった?」

莉子が心配そうに私の顔を覗き込む。

「大丈夫…じゃない…カナッ?アハハ…」

私が大丈夫じゃないと言いながら無理して笑うと
「そっか…でも咲には私が着いてるから!なんでも聞いたげるからねっ」


「あのさ、私…裕と隣…」
「そっか!じゃあ私と席交換したげる!」

「えっ!?いいの…?ごめんね…迷惑かけて。」

「良いの良いの!石川には私から何か言っとくよ!」
「ありがとね…」

「うん」
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