幸せになるために
いつの間にか寝てしまったのか清美に起こされて目が覚めた
心配そうに顔を覗き込む清美を見てばれてないことにほっとした
「龍造さんは?」ってきくと「今日は聡君と飲み会だって絶対キャバクラだね」っていう
清に何にも言えなかった
その日龍造さんは帰ってくることはなかった
あたしは帰ってこなくてホッとした
次の日仕事に行くと社長に呼び出されアパートの契約がすんだから住んでもいいと言われた
休憩時間に布団と電気をかいにいってその日からアパートに住むことにした
電気と布団しかない部屋でやっと自分の場所ができた喜びと
もうちょっと早ければあんなことにならなかったのにって後悔してた
次の日から職場の人が食器棚とか炊飯器とか洗濯機とかいろんなところから
調達してきてくれてひとつずつものが増えって言った
TVだけは手に入らなくてなかったけど一日のほとんどが仕事だし
ほしいとも思ってなかった
今までは清美だったり友達と一緒に過ごして一人で寝ることのなかったあたしは
自分だけの城を出に入れたのに夜が怖くて怖くてしょうがなくなった
夜一人でいると思いだすんだ
家族のこと龍造さんのこと
考えてるとドアがドンドンってなって母や兄が迎えにくるんじゃないかって
怖くなった
考えないようにしようとしても思い出して夜眠れなくなっていった
毎日寝たのか寝てないのかわからない状態で仕事にいってた
はじめは良かったけど3日たち4日たっていくと頭がぼーっとして
ご飯もたべれなくなっていった
顔色も土のようでとうとう社長に「今日はかえってゆっくりしろ」っと
言われてしまった
布団に入って目を閉じてみたものの眠れなくて
寝返りをうっているとコンコンってドアをノックする音がした
心配そうに顔を覗き込む清美を見てばれてないことにほっとした
「龍造さんは?」ってきくと「今日は聡君と飲み会だって絶対キャバクラだね」っていう
清に何にも言えなかった
その日龍造さんは帰ってくることはなかった
あたしは帰ってこなくてホッとした
次の日仕事に行くと社長に呼び出されアパートの契約がすんだから住んでもいいと言われた
休憩時間に布団と電気をかいにいってその日からアパートに住むことにした
電気と布団しかない部屋でやっと自分の場所ができた喜びと
もうちょっと早ければあんなことにならなかったのにって後悔してた
次の日から職場の人が食器棚とか炊飯器とか洗濯機とかいろんなところから
調達してきてくれてひとつずつものが増えって言った
TVだけは手に入らなくてなかったけど一日のほとんどが仕事だし
ほしいとも思ってなかった
今までは清美だったり友達と一緒に過ごして一人で寝ることのなかったあたしは
自分だけの城を出に入れたのに夜が怖くて怖くてしょうがなくなった
夜一人でいると思いだすんだ
家族のこと龍造さんのこと
考えてるとドアがドンドンってなって母や兄が迎えにくるんじゃないかって
怖くなった
考えないようにしようとしても思い出して夜眠れなくなっていった
毎日寝たのか寝てないのかわからない状態で仕事にいってた
はじめは良かったけど3日たち4日たっていくと頭がぼーっとして
ご飯もたべれなくなっていった
顔色も土のようでとうとう社長に「今日はかえってゆっくりしろ」っと
言われてしまった
布団に入って目を閉じてみたものの眠れなくて
寝返りをうっているとコンコンってドアをノックする音がした