幸せになるために
一瞬、親がきた!!ってあせったけど親ならあんな優しくノックしないわと
おもってドアを開けた

ドアを開けると龍造さんが立っていた
仕事で必要な時は話すし向こうも話しかけてたけど
もう仕事以外で2人で会うことはないとおもってたから
ものすごく冷たい声がでた
「かえって」というあたしを無視して龍造さんは勝手に家の中に入って行った

あたしがボケっと玄関にたっていると
「なんにもしない、雑炊つくってきただけ」と龍造さんは言った
それでもつったってると「このまま話をしないでいいのか」っといわれた

のろのろとあたしが部屋に入ると
「清美がいけっていったんだ」と龍造さんが話しだした
「春は龍君の雑炊が好きだからそれならたべるだろうって
この前のこと春を傷つけてしまったこと本当に後悔してる
兄貴に見えたって言われて堪えた。おれ春の兄貴をみたら
殺してやろうと思ってた何年も傷つけてゆるせないって・・・
でも俺も兄貴と同じように春を傷つけてしまった
本当にごめん  俺春の前から消えるよだからちゃんと食べて
ちゃんと寝てげんきになってくれ」

「俺の作ったものなんて食べたくないだろからすててもいい」っていわれて
雑炊の入った土鍋をわたされた

「龍造さんのせいじゃないよ あの日のことは思い出すけど
正直清にいつ言われるかビクビクしてたけど
清に申し訳なくて後ろめたいけど龍造さんにいなくなってほしいとは
思わないし憎んでもない
寝れないのは兄や母の顔が一人でいると思いだされて
自分のお城がなくなってまた前の生活にもどされちゃうんじゃないかって
怖くなるからだよ 」

「こんなことあたしが言うのはおかしいけど清と龍造さんが仲良くしてくれたら
まえのように3人で仲良くしたいよ」一気にしゃべると土鍋の雑炊を食べた

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