幸せになるために
小さい頃からそんな生活だったから
何に対してもあきらめてた
ほしいものを考えることもなかったし
この生活から逃げることも考えなかった
兄に殴られてもあー、まだ生きてたって
まだつづくんだなって思って毎日過ごしてた

小学、中学と学校から帰ってきたら家の手伝い
をすることが当たり前だった
友達が遊ぼうといってさそってくれても
母に「することしたの?」って冷たい目で
言われた
それでもどうしても友達と遊びたくて小学4年の時
遊びに行った
帰ってくると何時間もどなって叩かれた

友達と自由に遊ぶこともできなかったし
仲の良い友達なんて作れなかった
学校でも家でも一人だったけど仕方ないって
諦めてた


そんなあたしに手を差し伸べてくれたのは高校でであった
みゆきだった

< 4 / 24 >

この作品をシェア

pagetop