幸せになるために
バイトが終わって家に帰った
父がいてほっとしてまず父に
「心配かけてごめんなさい」って
あやまった。

でもあたしがいなくなって母は
あたしが高校で悪い仲間と遊んでて
今までも何度か外泊して
家に帰らなくなってきていると
嘘を話してた

あたしは、
父にずっと兄から暴力を受けていた事
それを母は、かくして助けてくれなかったこと
見かねたみゆきが泊めてくれたこと
今まで外泊なんてしてないし悪い友達なんていないこと
必死に話した
高校は辞めたくない殴られるのがいやだったって

母は、
お母さんは心配かけたくなくてお父さんには
黙ってきたけどこれ以上は無理だったのよ
と涙ながらに話す母をみて
あたしは、「うそだ!」って叫んだ
体にできたあざを父に初めて見せた

父は兄に問いただしたけど兄は黙っていた
母がかぁくん(兄)はそんなことしないと
泣き叫び、父は結局母の言うことを信じた
「家出したことはおこってないからもういい」
と言って部屋に戻って行った






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