幸せになるために
結局学校も母が悪い友達とつるんで
意味がないと父を説得し退学届も受理された

学校ではみゆきがあたしのうちの事情を話してくれて
退学届を受理しないように先生に話してくれたけど
自主退学だからどうしようもできないと先生に言われていた

それでも先生も母に保母さんになりたいと勉強もがんばっていますし
今のままいけば資格も取れるからもったいないと話してくれたけど
母は辞めますの一点張りだったらしい

退学届が受理された日
母は、ご機嫌で、お弁当屋さんで働くことを勝手に
きめてきていた
明日からここに行きなさい夜は家にいないと
お父さんが心配するからすし屋のバイトはやめなさい
あんたが何を言ってもどうにもならないんだから
言われたとおりしなさいよって勝ち誇った眼で言われた

ちくるなよ!って兄も笑いながら言ってきて

このままここにいたら死んでしまう
本気でそう思った
その日あたしはまた家をでた
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