回る世界
恥ずかしいような、照れ臭いような、そんな空気が心地良くて、目が合って、そして、


自然と二人で笑いあった。

うん、悪くない。


俺を置いて地球が回っても、世界が変わったとしても、


こんな風に変わるなら、全然ちっとも悪くない。




笑い声が止んで、俺らはどちらともなくキスをした。









(終)
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