死の投票メール


なんだこれは……っ!


「……颯斗っ! これ何の意味かわかる!?」


「俺も知らねぇ! なにが起きてんだ!?」


ザワッ


「な、なんだこれ!? 『死に神様』だと!?」


「死を授けたって……あたし死ぬって事じゃん!! ……いやだよ!?」


俺はサッと周りを見渡してみた。


麻耶と話していて気がつかなかったが、クラスメイトも驚きと困惑でざわついていた。


「は……なんだよこれ! 俺が死に神に選ばれた……? ふざけんじゃねぇよ!! こんなばからしいことやってられるかよ!!」


ドカッ


誰かが椅子を蹴った。




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