死の投票メール


それは、俺の友達の妃月(ヒヅキ)だった。


「妃月!」


「颯斗! お前もわけわかんねぇメールが来たのか?」


「あぁ。……それよりお前大丈夫か?」


俺は、肩で息をしながら話す妃月が心配だった。

いつも冷静な妃月がこんなに取り乱しているのを見るのは初めてだった。


「……ぁあ、大丈夫だ」


俺の心配が顔にでたのか、妃月はにこっと笑って言ってきた。




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