シックスラブ
「俊、行こう」
じゃ。と言って准くんは階段を降りて行った。
「かっこいいー…」
ボソッと言うと俊太郎が反応した。
「なぁ松坂、准ちゃんのことまだ好きなのかよ?」
「な、なによ文句あんの?」
「別に~…准ちゃん今フリーだぜ そして俺もフリー」
そう言って千景を見る。
あからさまに嫌な顔をする千景。
「…准くんってどんな人なの?」
「んーかっこよくて、クールで、めっちゃめちゃ優しい人だなーあれを手にする女が羨ましいぐらいだぜ」
…めっちゃ褒めてるし。
「へ、へー」
これでもっと株上がっちゃったな…。
「短ランくん褒めすぎでしょ」
あははと笑って言う咲。
「え、短ランくんって何!?俺中山俊太郎って言うんですー俊ちゃんて呼んでね」
「えーやだ。」
咲にも拒絶され落ち込む。
「まぁいいや…じゃ俺も行くねー」
また立ち上がり手を降って降りていく。
時刻はチャイムがなる10分前だった。
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