シックスラブ

そうこうしていると先生が来た。
みんなゾロゾロと席へ戻っていく。




「すまん遅くなった!では今日は4ページからだな…」




すぐに授業が始まった。




いつも話している咲もいないせいかだんだん眠くなってきた。




「……!!……ざか!!松坂由美!!!」




「は、はいっ!!」




ガタっと立ち上がる。




「馬鹿者!すっかり熟睡モードだったぞ」




どうやらあたしは寝ていたらしい。




「す、すいませーん」




周りが笑う声が響く。




だが准くんも熟睡モードで顔を机に伏せている。




中山はこっちを指差して爆笑だ。




何かコイツに笑われると腹立つんですけど。





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