シックスラブ
「あれぇ…由美知らないの?由美が告白した人って噂の学年一モテてる飛口准らしいよー」
え
「えェェェーっ!?」
叫び声が教室中に響きわたり准と目が会う。
途端にバッと目を離す。
なななっ
なんだとォォ?
そんな大物にあたしは告白したのか…
恥ずかしくなってきて両手で顔を隠す。
「どんまーい」
あははっと笑う咲に殺意が芽生えた。
「咲ぃ…どおしよ~」
「えー友達から始めるんでしょ?頑張って」
いや、頑張ってって…
頑張るけれども…
自分バカ!!バカすぎる…
名前も知らなかったし、同じクラスだったなんて初耳だよ。
「あ、先生きたよ」
みんなが席へついていく。
あたしは准くんと目を合わせないようにして席についた。
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