セントポーリア
第二章

痛い

「なぁ、りゅらはおれでいいの?」

「え?」
夕焼けで赤く焼けた道を歩いて行く
公園っていったって、
あそぶわけではなく
ただしゃべるだけなんだけど・・・

「俺のどこがいいの?」
私の目の前には
いつか見た悲しそうな彼がいた

「どこがぃぃって・・、わかんないよ、そんなの・・・」

「俺はやめといた方がいいと思う」

「・・・え?」
ズキッ

「・・・それってどうゅうこと?」

「俺は、あいすることをしらねえんだよ。あんときはさ、ふらーって
好きっていってしまったけど、好きっていったいなんなんだ?おれは
りゅらを幸せにはできない」

ポタ・・・
「・・っ、じゃあ、どうしてあの時、スキッテ言ったの?」

「俺は好きがわからない・・・ごめん」

「さ・・・いて・・い」

ダダダダッ

「りゅら!」

馬鹿じゃん、なんであんなこと言うの?
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