人形遊び
□   □

M「…………ッ」
目が覚めると目の前にケイトが居た。
K「ねぇ…父さんの死体ってね…」
ケイトが口を開く。
M「あぁ…どうした…」
喋ると頭に激痛が走る。
ケイトの父親は首だけが見つからなかった。
K「首…見つかんなかったんだよね?」
ケイトは黒い袋を持って来て笑った。
K「実はね…僕が持ってるんだ」
そう言うと袋を取った。
中にはホルマリン漬けの
ケイトの父親の首が入っていた。
M「――――――――――ッ」
逃げようとするが逃げられない。
K「あのね…本当は僕が殺したんだよ…
ジェシファニーと一緒に」
言うと嘲笑った。
M「ケイト…お前」
パキッ
骨の軋む音。
K「ねぇ…オジサンも死ぬんだよ?」
ゴリゴリゴリ
M「―――ッ―――ッ」
死ぬ―――。
ガチャッ
「其処までだ!!」
パンッ!!
光と供に発砲の音。
ドサッ
M「ケイト!!」
目の前に倒れ込むケイト。
K「ククククククッアハハハハハハハハッ」
狂乱した声。
K「ゲホッねぇ…オジサン…ジェシファニー取って」
ケイトは人形を指差して言った。
M「おい…外してくれ」
鎖を外して貰い人形を手に取りケイトの元へ行った。
M「ほら…ジェシファニーだ」
K「ありがとう…お休みなさい」
こうして連続殺人事件は幕を閉じた。
ケイトは父の首を抱き微笑み人形と供に永眠した。

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