星に願いを
「どうしたの?いきなり。」
「まな・・俺の話聞いてくれるか?」
「うん」
「俺も5年前に妹を失ったんだ。」
「・・!!」
「偶然ってすげーよな?亡くなったのは、クリスマスの次の日だったけど。俺、すげーシスコンだった。親共働きだし、ずっと妹のそばにいた。」
「・・・」
まなは黙って俺の話を聞いてくれてる。
まなに俺の全てを知ってもらいたいと思った。
「そのとき、彼女がいたんだ。幼なじみだったから、妹とのことよく知ってた。でも・・付き合い始めたら、彼女の束縛が激しくなった。俺は後から知ったけど・・妹にひどいことを言ったりしてたらしい。だから別れた。好きだったけど・・俺を理解してくれてなかったことがショックだったから。このことで、あんまり女子を信じないようになった。」