星に願いを


「入って」


「お邪魔します。」


たくの家に来るのは2回目。


やっぱり、全然慣れない。


お互いソファーに座る。


「まな、話がある。」


「別れ話は聞かないよ?」


「は?何の話?」


「だって良い話じゃないでしょ?」


「・・・」


「バレてないとでも思った?私がたくの暗くなったのを・・見逃すわけないじゃん。」


思ったことを全部言った。


そうでもしないと、この雰囲気に耐えられなさそうで。


だんだん、涙でぼやけてきた。


「ばかまな」


< 165 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop