星に願いを


「うん、泊まる」


離れたくない。


今日は・・たくのぬくもりをずっと感じたい。


そのぬくもりで、私の中の不安を取り除いて。


「今日はまなを離したくない。何もしないから・・まなのぬくもりを感じたい。」


「うん・・お願い、離さないで。」


たくも同じことを想ってくれてた。


たくも不安なんだね。


この日。


私たちはお風呂にも入らず、お互いのぬくもりを感じながら眠った。


きっとこのとき、私たちは感じてたんだ。


私たちが迫ってくる闇に引きずりこまれていくことに。



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