星に願いを


「え?」


「・・拓哉から聞いてないの?」


「うん、びっくりしちゃったあ」


拓哉、言ってなかったんだ。


さらに怒りが増す。


「それでね、拓哉は私のことかまってくれないの」


「なんで?」


なんでって・・


「なーちゃんがいるからよ!」


「え・・」


「毎日病院に来てるからよ!なーちゃんが元気だったら・・私は拓哉とイチャイチャできたのに!なーちゃんのせいよ!」


「・・・」


「拓哉にあんまり来なくていいって言っておいてね?今まで一緒にいたんだから、拓哉の時間私にくれたって良いよね?だって、私拓哉の彼女だもん。」


なーちゃんは何も言わない。


まあいいやって思って、病院を後にした。


これで、拓哉も私のこと見てくれるよね?




< 179 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop