星に願いを


「優輝、花買ってきたよ」


「サンキュー、綺麗だな」


「でしょ?今花瓶用意するね」


「それより、こっちきて」


「ん?」


「まな、愛してる」


「私も、優輝を愛してるよ」


そう言って、2人はキスをした。


・・見なきゃ良かった。

私はゆっくりドアを閉め、病院を出た。


優輝くんの目、とても優しかった。


私には決して向けてくれない優しい眼差し。


私、もう失恋したの?



< 187 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop