星に願いを


愛美って言ったから、真剣な話なんだと思った。


「俺、愛美と別れるつもりだった。」


え?


「俺より愛美を幸せにできる人がいるって。俺体弱いし、いつかは死ぬかもしれないし。でも、愛美を想う気持ちが邪魔するんだ。愛美の隣に俺じゃないやつがいたら、きっと耐えれない。後悔したくないって思ったんだ。俺の選択は間違ってたかな?」


私は何度も頭を横に振る。


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