星に願いを
『愛美が決めたことだから・・応援してる』
「ありがとう。ごめんね、朝早くに。響くんに謝っといてね」
『響は寝てるから大丈夫!ねぇ愛美・・このこと拓哉くんには言ったの?』
たくの名前にドキドキする。
「言ってないよ。突撃訪問しようと思って」
『そう・・頑張ってね!言いたいことは全部言うんだよ?』
「うん、わかった」
じゃねと電話を切り、白コートを着た。
よし、行こう。
最後に気合をいれ、家を出た。
クリスマスイヴの朝。
私はそんなイベントなんて、どうでも良かった。
どうやって別れるか、頭でいっぱいだった。