星に願いを
「ばかっ・・・こっち見んな」
「はい?」
ちょっとひどくない?
私はぐっと近づいて、たくの顔を見ようとした。
「・・・ぷっ」
「あー!だから見んなって」
たくの顔が赤い。照れてるんだ・・・。
「俺、気付いた」
「何を?」
真面目な顔になるたく。
「俺がお前にふさわしいとか、幸せにできるかとか、関係ない」
「・・うん?」
「俺が幸せになれないんだ・・・まながいないと」
じんと想いが込み上げる。
「まな・・俺の隣にいて、俺を幸せにして?」