星に願いを
「もう限界」
お姫様だっこされ、ベットの上。
「たく」
「ん?」
「私のこと好き?」
何度だって、たくから聞きたくなる。
本当は覚えてるよ。
涙ができるくらい嬉しかったんだから。
こんなに欲張りになったのは・・たくのせいだよ?
「好き・・・誰よりも、愛してる」
たくの指、唇、声。
たくさんの愛に、私は涙を流した。
人を愛すること、愛されること。
どれほど幸せなことか。
痛いくらいに伝わってくる。