星に願いを
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夢を見た。
綺麗な花畑にいる私。
目の前には、5年ぶりに見る姿。
「優輝!」
「ったく・・心配したよ」
「うぅ・・ごめんなさい」
2人の間には、微妙な間隔。
「やっと・・幸せを見つけたんだな?」
ゆっくりと頷く。
「今・・とても幸せだよ」
優輝との間隔が開いていく。
「優輝、どこか行くの?」
「あぁ・・まな、幸せになれよ!」
優輝が大きく手を振ってくる。
私も負けないくらい、笑顔で手を振った。