星に願いを
私はまだベッドの上でたくに抱きしめられてる状態。
「いいじゃん。愛美の抱き心地最高。」
「ばか」
暴れて離れようとしたけど、バランスを崩して、ベッドから落ちそうになった。
「危ない!」
ドサッ
目を開けると、目の前にはたくの顔と天井。
私の上にたくがいた。
たくの顔が真剣な表情になる。
「たく、どいて・・」
「愛美・・」
たくの顔が近づいてくる。
私は何も抵抗しない。
いや、抵抗できない。
ただ、たくの瞳に吸い込まれて見つめたままだった。
私とたくの唇の距離が1センチになったとき・・
「愛美ーー!」