Happy†Princess
∞∞∞
どのくらい登っただろう……
さすがにもうヘトヘトだぁ、、
「松川さん、大丈夫?」
そんな私を察したのか
朝倉くんはそう言って、手を差し延べてくれた。
キューン……///
やさしいなぁ♪
朝倉くんがあまりにもやさしいから、私ったらキュン死に寸前だよっ!!
私はドキドキをやめようとしない自分の心臓を押さえて、
朝倉くんが差し延べてくれた手を握った。
「ふふ♪もうすぐだからね」
ふわっと笑う朝倉くんに、
私の心臓は
今にも飛び出しそうなほどドキドキしてる……
このドキドキ、聞こえちゃわないかな?
すると朝倉くんが……
「松川さん?もうすぐだよ!!」
「えっ!!」
恥ずかしくてずっと下を向いていた私は、
朝倉くんの言葉を聞いて、勢いよく顔をあげた。
そこには、
とっても大きな真っ白いドアがあった―…