Happy†Princess
2人だけのヒミツの場所♪
「うわぁー…おっきいね!!」
「そうだね。行ってみようか♪」
そして。
重いとびらを2人で開くと。
「うわぁっ!!」
学校周辺の景色が一望できる、
とてもひらけた場所だった。
「ここは…きっと、屋上なんだよ」
「お…屋上…っ」
この学校にも
屋上というものが存在していたのか―…
「あ!あそこあそこっ!!あれが私の家だよ♪」
まわりを見渡すと、普段見慣れた景色が上から見れた。
私の家が見えたことにとても感動している私。
ふと朝倉くんを見るとちょうど目があった。
「松川さんって、面白いよね」
「あ…よく言われる気がします…っ」
なぜか急に恥ずかしくなり、繋いでいた手をぱっと話す。
すると、朝倉くんはまたふわりと笑った。
「………うっ////」
ま、まぶしぃ…
笑顔が眩しいんだな、これが。