Happy†Princess
そしてまた、
島崎さんと池田のほうに神経をむける。
『……さんですか?』
『…うん』
ちょっ……
話し終わっちゃったし!
しかも
ちょうど名前言ったタイミング聞こえなかったし……
「松川さん?もうすぐチャイムが…」
「朝倉は黙ってて!」
「え…」
…はっ!!
つい本性が……
「き、教室戻ろうか♪」
あの2人も、
話し終わり今から帰ろうとしているところ。
私と朝倉くんは
2人がくる前に、先に屋上を後にした。
「あ、あら…?」
私達、そういえば迷子だったよね?
なのに
なぜかあっさり教室に戻って来れたという…
キーンコーンカーンコーン♪
席に着いたとほぼ同時にチャイム。
今までは昼休みだったから、
これからは午後の授業。
「…っと危ねぇ!」
「あら?」
池田のやつ、帰ってきたな…
残念なことにまだ先生は来ておらず。
つまり、
池田が遅刻で怒られるという、
私にとって最高にHappyなことが起こらないとゆー。
いーもんっ!
家帰ったら
尋問タイムよっ!!