女の子のカラダ。
「はいはい、ひっつかないの~」
慣れたようにあたしを扱う結衣。
まるで本当の犬とご主人様みたい。
高校2年生になって2ヶ月が経とうとしていた。
結衣とは1年の頃からクラスは同じで、2年でまた同じクラスになれたときは本当に嬉しかった。
2、3年はクラス替えないし…!
だから3年間ずーっと一緒。
「だけど、花梨の胸分けてほしいくらいうらやましいんだけど。」
机に頬をつきながらじっとあたしの胸を見つめる結衣の顔は興味津々の顔。
「全然っ!胸が大きいのだけですごい損するよ。
着たい服は着れないし、服に制限だってあるし!
太って見えるし、肩はこるはいいことなんてないもん!」
「でも貧乳よりはマシだよ?あたしとか彼氏に物足りないって言われるし」
「…そ、そうなんだ…」