女の子のカラダ。
「あはは!花梨はこのテの話は苦手だったけ」
ニコニコ笑う結衣をよそにあたしの頬は膨らむ。
「に、苦手じゃないよ!あたし、え、えっちにだって興味あるもん…」
「ふ~ん?」
「あ、また馬鹿にしてる~!!」
「ごめん、ごめん。だってからかうの楽しいんだもん」
「もーっ…」
そんな結衣に呆れていると教室の隅から黄色い観戦が聞こえてきた。
『あ、千也遅い!!』
『探したよぉ?どこでご飯食べてたの~?』
『千也!明日はサッカーしようぜ!』
『千也~!!』
「…出た。人気者」
先に口を開いたのは結衣だった。
「あ~…千也くん?」